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    信州猫檀家

    • 2015.12.04 Friday
    • 06:33
    JUGEMテーマ:ぶらり旅
    大井川流域の民話・伝説・むかし話​ 目次へ
    大井川鐵道本線の田野口駅から、およそ800m位の所にある古刹・千葉山 智満寺に伝わる伝説です。 田野口駅を出て右手方向(家山方面)に歩くと橋があるので、野の橋を渡ります。 362号線に出ますので、左手方面に歩くと、千葉山 智満寺の参道が見えてきます。 石造りの大きな案内が出ています。そこを曲がり少し歩くと、智満寺への案内看板が出ているので、右に曲がると、すぐにお寺に着きます。
     
    むかし、応仁の乱が終わって、10数年たった明応(1492年から1500年)のころ、上長尾の智満寺の宗芸和尚さんという方が、1匹の猫を飼っておりました。 そのころ、この地方が飢饉にみまわれ、人々の食料がとぼしくなってきていましたので、ある日、和尚さんは猫に向かって、 「人間でさえ、食べ物がなくて困っている。本当に気の毒だが、このままではみんなの手前、食べ物をやることもできなくなりそうだ。今のうちに、どこか食べ物のあるところへ行きなさい。」 というと、和尚さんの顔をじっと見ていた猫は、うなずいて、 「和尚さん、長い間かわいがっていただいてありがとうございました。この御恩は一生忘れません。いつか必ず恩返しをします。」 それから何年かたったころ、信濃国大河原村(現在の長野県下伊那郡大鹿村)では名主の娘さんが亡くなり、そのお葬式をしておりましたが、その時、突然、空から黒い雲が降りてきて、あらよあれよという間に娘さんの棺をつつみこみ、また空に昇っていきました。 すると、棺の中は不思議なことにからっぽで、娘さんは煙のように消えて無くなり、お葬式は大騒ぎになってしまいました。 その時、どこからともなくあの智満寺にいた猫が現れ、 「娘さんを取り戻すには、遠江国山香庄の河根というところに智満寺というお寺がありますが、そこの和尚さまにお願いするしか方法はありません。この和尚さまは、人並みすぐれて修行をつんだ、たいへん徳の高い情け深いお人で、お願いすれば、必ず娘さんを取り戻してくださいます。皆さん、迷っている場合ではありません。」 と、それだけ言うと、その場から立ち去っていきました。 名主さんたちは、すぐに智満寺にきて和尚さんにお願いし、休む間もなく大河原村に案内しました。大鹿村 香松寺本堂 和尚さんは無言で祭壇の前に進み、正面に着座すると静かにお経を唱えはじめました。その声は、次第に高まってすみずみまでよく伝わり、すると不安だった人々の気持ちもだんだん安らいできました。 どのくらい時間がたったのでしょうか。ふたたびもとの静けさに戻るように、お経が終わりました。すると、不思議なことに娘さんの亡骸は、もとの姿のままで安らかに棺の中に戻っていたそうです。 そういうことがあって、大河原村の香松寺は、その時から智満寺の末寺になったそうです。 香松寺には『香松寺記』という記録がありますが、それを見ると、かんたんに宗芸和尚さまを『中興の開山』と記してあり、この出来事が文亀元年(1501年)であったということです。 この時から、かれこれ500年近くもの長い間、上長尾の智満寺と信州の香松寺との交わりが続いているとのことです。
    (中川根のむかし話より・原文のまま)

    歴史散歩と洒落込んで、伝説の残された智満寺に出かけました。お寺の前に来ると、案内看板がありました。この写真がそれです。川根本町と記されているので、合併後の行政が立てたものでしょう。
    しかし、境内中いくら探しても、いわれを記載した看板や宗芸和尚さんの事などを記載した看板なり案内は、どこにも見当たりません。これでは、看板を立てただけで、全く意味を成していません。かなり残念な歴史散歩でした。何か猫にまつわるものはないかと探していると、手水鉢に猫が上がり水を飲んでいました。首輪をしているので飼い猫なんでしょう。可愛がられているこんな猫が、恩返しをしたんだろうなと思いながら帰路に着きました。因みに、一音さんの案内も一切ありませんでした。観光に対する行政の姿勢が窺われます(この時、もう一人観光客の方がいましたが、同じ事を言っていました)。

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